2025.11.23活動報告
この度、国連認証一般財団法人PanAsian協会は、
御寺 泉涌寺(天皇家菩提寺)様、ならびに御寺 園城寺(三井寺)様よりご招待を賜り、貴重な文化交流の機会をいただきました。ここに謹んでご報告申し上げます。
まず、皇室の菩提寺として知られる泉涌寺においては、
普段は非公開の御堂、そして重要文化財である仏殿にて、
御遠忌800年「月の宴」大舞踏会が開催され、当協会のメンバーも参加いたしました。
提灯(ランタン)の灯る参道へ足を踏み入れた瞬間、
静謐な空気に身も心も浄化されるような感覚を覚え、
寺院にて舞踏を行うという、伝統と芸術が結び合う稀有な融合に大きな感銘を受けました。
舞台となった空間は、国の重要文化財である運慶作の阿弥陀・釈迦・弥勒の三尊仏が並び、
天井には狩野探幽筆「雲龍」が舞う、荘厳な佇まいを有しておりました。
その特別な場にて、一夜限りの舞踏会が静かに幕を開け、 清少納言の歌碑を眺めながらの演奏会・オペレッタ、京料理の晩餐を経て、優雅な舞踏が披露されました。
主催者であり、社交界ダンスの第一人者として名高い花岡浩司先生より、
社交文化における舞踏の精神と楽しさをご教授賜り、深く感謝申し上げます。
宴の結びには、祈りと願いを込めたランタンを夜空へ放つ儀式が行われ、
静寂の闇に希望の灯が浮かび上がる中、参加者それぞれが新たな誓いを胸に刻む時間となりました。
翌日に訪れた園城寺(三井寺)では、長史様と対談の機会を賜り、
同寺が取り組まれている環境問題および文化継承に関する本質的な活動について深く共鳴いたしました。
また、撮影も非公開とされている重要文化財建造物を拝見し、歴史と信仰の息づく場をご案内いただきました。
御一緒いただきました
人間国宝・伊藤若冲のご子孫 伊藤謙先生、
ならびに後醍醐天皇の末裔 高森様に、
ここに謹んで御礼申し上げます。
さらにその後、龍村美術織物様を訪問し、
日本の美と織に宿る精神文化に触れる貴重な時間を過ごすことができました。
当協会は今後も、日本文化を支えてこられた方々との対話を通じ、
日本が世界に誇る精神性および文化価値を未来へ継承し、
よりよき日本と世界の創造に寄与してまいります。
この度の素晴らしいご縁に、心より感謝申し上げます。


